公益社団法人 日本白内障屈折矯正手術学会 ニュースレター

会員の皆様へ

 この度の令和6年石川県能登地方を震源とする地震による災害等により、お亡くなりになられた方に謹んでお悔やみを申しあげますとともに、被害に遭われた全ての方々に心からお見舞いを申しあげます。

 今年6月28日〜6月30日、福岡県の福岡国際会議場、福岡サンパレスホテルにて第39回JSCRS学術総会が開催されます。震災後の大変な状況にもかかわらず、総会開催に向けて尽力されている金沢医科大学の佐々木洋教授および医局員の先生、スタッフの方々に深く感謝いたします。今年の学会テーマは「みんなのJSCRS 〜Reach New Heights〜」です。タイトル通り、ベテラン医師から若手医師、コメディカルの方々、眼科医療にかかわるすべてのスタッフ “みんな”に合わせて構成された、大変有益で充実したプログラムとなっています。参加した皆様にとって有意義な学会となるよう、役員・学会事務局一同総力を挙げて準備していきます。多くの会員の皆様のご参加をお待ちしています!


JSCRS理事
永田 万由美

Event

第39回JSCRS学術総会

https://www.c-linkage.co.jp/jscrs39/

*事前参加登録を延長しました*

2024年4月24日(水)まで

参加登録区分 事前登録 当日登録
会員 15,000 20,000
非会員 18,000 23,000
研修医3年・4年(後期研修医)
大学院生、留学生
10,000 12,000
企業 18,000 23,000
コメディカル 5,000 7,000
コメディカルサンデーパス(2024/6/30/(日)のみ) - 3,000
学生(医学部・視能訓練士学校)
研修医1年・2年(初期研修医)
2,000 2,000
企業会員(1社5名まで登録可) 15,000 20,000

当日受付の混雑を回避するため、事前登録をいただけますようお願い申し上げます。

参加登録区分の詳細は、ホームページにてご確認下さい。

ご案内は随時更新しますので、第39回JSCRS学術総会WEBサイトをご確認下さい。

【お問い合わせ先】
第39回JSCRS学術総会 運営事務局
株式会社コンベンションリンケージ内
(月〜金 10:00〜17:00、土日祝日を除く)
〒102-0075 東京都千代田区三番町2
TEL:03-3263-8688
FAX:03-3263-8693
Mail:39jscrs@c-linkage.co.jp
学術総会の見どころ、聴きどころ
(※敬称略)
特別講演1:眼内レンズの謎に迫る -Discover the Mystery of Intraocular Lens-
座長: 佐々木 洋(金沢医大)
演者: 松島 博之(獨協医大)
特別講演1は松島博之先生にお願いしました。松島先生は以前から眼内レンズの素材の長期安定性や後発白内障予防効果のある眼内レンズの開発などに関して、基礎および臨床の両面から多くのご研究を継続されています。本学会では眼内レンズの形状と素材に関する先生のこれまでのご研究の集大成をご紹介いただけます。眼内レンズに詰め込まれた多くの謎を解き明かすご講演であり、是非とも多くの先生方にご聴講いただければと思います。
特別講演2:老視をどうみるか -New insights in presbyopia-
座長: 久保 江理(金沢医大)
演者: 根岸 一乃(慶應大)
特別講演2は根岸一乃先生にお願いしました。水晶体の硬化により生じる老視は生活の質(QOL)の低下を生じるとともに、社会生活において多大な生産性低下の要因となる「疾患」です。高齢人口の増加にともない疾患としての老視の重要性は今後益々大きくなることは容易に予想できます。日本老視学会理事長の根岸先生は以前から老視に関するご研究を継続されており、日本における老視研究の第一人者です。老視については世界共通の診断基準や完治できる治療法もなく、手術療法・薬物療法を含め今後大きな進歩が期待される分野です。現時点での老視に関する最新知見をご紹介いただける必聴の特別講演です。
会長企画:みんなのJSCRS「白内障学会との合同シンポジウム:環境温度と白内障」
座長: 松島 博之(獨協医大)、中澤 洋介(慶應大・薬学部)
演者: 平田 晃正(名工大)、佐々木 洋(金沢医大)
長井 紀章(近畿大・薬学部)、生駒 透(金沢医大)
地球温暖化による健康障害が問題になっていますが、眼に関しては環境温度の上昇に伴い生じる眼内温度上昇が白内障のリスクになる可能性が分かってきました。白内障の環境影響については紫外線が白内障のリスクになることは多くの報告がありますが、環境温度の白内障への影響はほとんど報告がありません。本シンポジウムでは白内障学会との合同シンポジウムとして、眼内温度上昇と白内障発症の関係、熱中症・サウナの影響、水晶体温度上昇による白内障発症のメカニズムなどについて最新の知見をご報告いただきます。
会長企画:みんなのJSCRS「眼光学学会との合同シンポジウム:光学シミュレーションによる視機能予測」
座長: 野田 徹(国立病院機構東京医療センター)、川守田 拓志(北里大)
演者: 川守田 拓志(北里大)、鵜飼 祐輝(金沢医大)
前田 直之(湖崎眼科)、大沼 一彦(Lente Verde研究所)
近年、光学シミュレーションによる視機能予測法は著しい進歩を遂げています。白内障、眼内レンズ挿入眼における視機能に関する検討が多方面で進んでおり、眼光学学会との合同シンポジウムを企画しました。臨床研究では多症例での検討が必要になりますが、光学シミュレーションでは様々な条件を任意に設定できるので、短時間に多くの知見が得られます。今回は、眼内レンズ偏位、液状後発白内障、波面制御型焦点深度拡張眼内レンズ、各種老視矯正レンズの不快光視現象をテーマに、この分野における最新知見について、エキスパートの先生方にご講演いただきます。
会長企画:みんなのJSCRS「白内障治療と硝子体手術」
座長: 林 篤志(富山大)、永田 万由美(獨協医大)
演者: 若林 卓(大阪大/若林眼科)、岡本 史樹(日医大)
水戸 毅(金沢医大)、高畠 隆(高畠西眼科)
硝子体手術は水晶体再建術との同時手術が多く、術後の視機能改善に水晶体再建術が果たす効果は少なくありません。近年の白内障手術は屈折矯正手術としての意義が大きく、硝子体手術においてもそれは同じです。本シンポジウムでは硝子体手術における白内障の屈折精度、付加価値眼内レンズの適応と課題、トーリック眼内レンズでの乱視矯正精度および老視矯正眼内レンズ眼の視機能への後部硝子体剥離の影響についてご講演いただきます。硝子体・白内障同時手術における現在のトレンド、老視矯正眼内レンズ眼と硝子体の関わりについての最新情報が盛り沢山のシンポジウムです。
会長企画:みんなのJSCRS「老視学会との合同シンポジウム:これからの老視治療」
座長: 前田 直之(湖崎眼科)、神谷 和孝(北里大)
演者: 梶田 雅義(梶田眼科)、平岡 孝浩(筑波大)、神谷 和孝(北里大)
根岸 一乃(慶應大)、久保 江理(金沢医大)
老視矯正眼内レンズの普及に伴い、老視は治療できる疾患であると認知されるようになってきました。老視治療には眼鏡、コンタクトレンズ、ICL、老視矯正眼内レンズ、薬物療法などがありますが、どの分野も近年大きな進歩があります。本シンポジウムは日本老視学会との合同シンポジウムとして、老視治療の最新知見を各分野の第1人者の先生方にご紹介いただきます。短時間で老視治療に関する知識をアップデートできるはずです。

事務局からのお知らせ

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会員の皆様には、会員MyWebにご登録いただいている情報に基づいて、学会誌をはじめ各種ご案内をお送りしております。
3〜4月は引っ越しや異動等でご連絡先が変更になる会員の方も多くなるかと存じます。お早めに会員MyWebより更新をいただけますようお願い申し上げます。

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