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理事長挨拶

理事長挨拶

  2018、2019年度に当法人の理事長を務めさせて頂き、市川一夫先生の2年間の理事長期間を経て、再び2年間、本法人の理事長の重責を担うことになりました。学会法人の今期の目指すところとしては、まずはなによりも法人収支の改善が第一の課題であると考えます。過去3年間、新型肺炎の流行によって重要な収益事業である学術総会のリアル開催が大きなダメージを受けたことは否めません。今年やっと、京都会場で大内雅之先生が総会長のリアル総会が実現し、従来の収益を得ることができました。先日のESCRSにご出席の先生からは、もはや欧州では何の感染対策も行われていない(インフルエンザ等と同等扱い)との情報もあり、今後、日本も同じ傾向になるとすれば、来年以降の財務の順調な回復が期待できそうです。

二つ目の目標は、女性の活躍できる学会づくりになります。これは学会だけの問題ではなく世界的に見ても我が国の社会が抱える大きな課題の一つになっています。人類のほぼ半分は女性ですから、女性が活躍できる社会になれば、社会全体の発展に大きくつながることは間違いありません。今期、藤本可芳子理事と永田万由美理事の新たなヒューマンパワーが理事会に加わりました。お二人に主導頂き、理事会としてこの課題に率先して取り組んで頂きたいと考えています。

三つ目の目標は、すでに何回かお話したことでもありますが、学術総会以外の学会法人活動への取り組みです。今は予算不足で中断している季節セミナー、学会主導の長期多施設共同研究、手術関連動画サイトや手術技術登録サイトの運営など、すでに実行されているものやこれから実現させたいアイデアは複数あります。適切な予算組は必要ですが、学会法人の会員サービスとして多くのニーズがあるものと考えられ、その実現に取り組んでいきたいと考えております。会員の皆様方におかれましてもよろしくご理解、ご協力の程、お願い申し上げます。

公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会
理事長 德田 芳浩